ネテロさんとのアーカイブ記事です。
ライターから起業家へステップアップしたネテロさん。
「この人文章うまいな」と思っていたんですが、「他の人とは同じ記事を書きたくない」と言う強信念がありました。
またAIについても今後ないだがどう生き残ればいいのかっています。
ぜひご覧ください。


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よーた: ネテロさん、よろしくお願いします。今回は、元webライターで現在は起業家のネテロさんが、どのように今に至るのかをお伺いできればと思います。
ネテロさん: よろしくお願いします。
よーた: 人から話を聞いて成長できた、みたいな経験はありますか?
ネテロさん: 無数にありますね。最近も、圧倒的さんなど、色々な方とお会いして話を聞く機会はあります。
よーた: ネテロさんは大学時代、ライターとしてネイバーまとめを書いていたのがスタートですか?
ネテロさん: そうですね。でも、あれはライターというほどのものではなく、始まりと言えるかもしれません。本格的なスタートは、元々やっていたFXの繋がりで金融系メディアの記事を頼まれたことです。当時はライターとすら認識していませんでした。
よーた: 学生時代から独立志向だったのですか?
ネテロさん: なんとなくしたいな、とは思っていました。バイト先で、能力が低いのに学歴だけで評価されている人を見て、「就職したらこの人の下になるのか」と思うと不服で。学歴社会が産んだ化け物みたいなものですね(笑)。
よーた: フリーランスになるにあたって、収入面の不安などはありませんでしたか?
ネテロさん: とくに何も考えてないですけど、20〜30万円くらいあればいけるだろう、と。その最低限のラインは、コールセンターなどのバイトもしながら確保していました。家電の転売などもやろうとしたり、なんでもやる精神でしたね。
よーた: ライターとしてのお仕事はいつ頃まで?
ネテロさん: “ライターっぽい”仕事は、2018年頃までで、それ以降は多分やってないですね。
よーた: 当時、文章は誰かに教わったのですか?
ネテロさん: クライアントに添削されていました。それを見て「あ、俺やばいんだな。勉強しないと」と感じた記憶があります。添削は最重要だと思います。
よーた: 活動の中で大変だった「修羅場」のような経験はありますか?
ネテロさん: 修羅場で言うと、以前参加したワーケーションですね。周りが医療ライター10人くらいの中に僕が1人だけ。あれは僕にとって3年で一番の修羅場でした。
よーた: 仕事をする上で、コミュニケーションで意識していることはありますか?
ネテロさん: 「余計なことを聞かない」ことです。たとえば誰かに誘われた時、詳しいことは聞かずに「行きます」とだけ返事します。相手のためというより、「だるいやつだと思われたくない」という自分のためですね。
よーた: 逆に、こういう人とは仕事したくない、というのはありますか?
ネテロさん: 自分の実力を分かっていない人ですね。とくに、能力がないのにこだわりが強いタイプは、僕の働き方だときついかもしれません。
よーた: ライティングスキルが、書く仕事以外で役立った経験はありますか?
ネテロさん: 言語化能力ですね。20歳くらいまで、僕はうまく喋れないタイプだったんです。でも文章は、明確に言葉にしないとアウトプットできない。その訓練のおかげで、言いたいことをちゃんと言えるようになりました。
よーた: 最近のAIについてはどう思いますか?
ネテロさん: AIを使うと、脳に負荷がかからないですよね。自分で考えて言葉にする過程で得られるものが、これからの時代の人は手に入らない。それはどうなんだろうな、とは思います。
よーた: この人、文章がうまいな、と感じる人の特徴は?
ネテロさん: いわゆる「リズム」と、あとは「着眼点」ですね。おもしろいコンテンツは、完全に着眼点だと思います。「その視点で見るのか」という驚きが、人の心を動かすんだと。
よーた: 着眼点を鍛えるにはどうすれば?
ネテロさん: 「絶対に他の人と似たようなことは書きたくない」という気持ちを持つことじゃないでしょうか。
よーた: 最後に、「人生こっからだ」と思える理由を教えてください。
ネテロさん: 人が諦めるのは、不確実性に疲れるからだと思っています。ブログや転売も、成功するかはわからない。この「どうなるかわからない」状態が続くと、人は疲れてしまう。そのロジックさえわかっていれば、「今、不確実なことに疲れてるだけなんだ」と認識できて、諦めずに済みます。成功は確率の問題なので。
よーた: なるほど。脳に負荷をかける話と、最後の不確実性の話が非常に印象的でした。本日はありがとうございました。
ネテロさん: ありがとうございました。